
(写真:「中野ダイバーシティフェスタ2024」のスタッフの皆さん)
11月10日、明治大学中野キャンパスで、マイノリティがともに生きる仲間であることを学び、あらゆる人々のつながりを創ることを目的としたイベント「中野ダイバーシティフェスタ2024」が開催されました。
中野区は、2022年4月1日に「中野区人権及び多様性を尊重するまちづくり条例」を発効しています。
そんな中で、「中野ダイバーシティフェスタ」は、2022年、明治大学国際日本学部の横田雅弘教授を中心に、中野区が多様性を受け入れる懐の深いまちになっていくために、様々な障がいや性的マイノリティの当事者・支援団体、外国人支援・共生を目指す団体、子どもや高齢者(認知症)の支援団体、関心を寄せる企業や教育機関などがつながっていく活動として企画されました。
第三回を迎えた「中野ダイバーシティフェスタ2024」は、明治大学国際日本学部、国際日本学研究科多文化共生・異文化間教育研究領域と中野区民の任意団体「中野ダイバーシティ・ウォッチャーズ」がプロデュースする形(「学」と「民」の連携)で、これまで以上の規模で開催。
また、今回は東京新聞も協力として、本格参入し、中野区のダイバーシティについての具体的な検討が、中野区の酒井直人区長らを交えておこなれるなど、産・官・学・民の協力の面でも注目のイベントとなりました。
当日は、「中野ダイバーシティ・ウォッチャーズ」の参加団体、協力団体をはじめ、約30の団体がイベントに参加。
「人を本に見立てて読者に貸し出す図書館」という意味で、「読者(参加者)」と「本(障がい者やマイノリティを持つ人)」とが対話をする「ヒューマンライブラリ」のほか、国際交流や子ども食堂、障がい者支援など、相互理解やつながり促進を目的とした様々なイベントブースが設けられました。

(写真:ヒューマンライブラリの様子)
最後に、「中野ダイバーシティ・ウォッチャーズ」の副代表・大塚桂樹さんからイベントについてメッセージをいただきました。
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(以下、大塚桂樹さんのコメント)
昨年度まで明治大学の横田名誉教授主導で主催してきたイベントでしたが、今回は区民に引き継がれた形で、半年前から沢山ミーティングを重ね当日を迎えました。
「今年はできないのでは」という声もある中で、中野区から助成金も戴き無事に終えることができて本当に良かったです。
参加団体同士の横の繋がりをもっと持ちたかった、執行部の負担が大きすぎた、広報や当日運営の不備などまだまだ課題はあります。
しかし、中野区には様々な方が住んでいるところ、「多様性の尊重」を区民全体にもっと広めていく必要性も感じています。
その為に、多くの方々に協力をしていただき、お互い手を取り合い、皆でダイバーシティな街づくりをしていくことが必要だと思います。
今後は、単発のイベントだけでなく、年間を通じて様々な活動ができるように頑張ります。
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(写真提供:フジヤカメラ様)
・中野ダイバーシティウォッチャーズ
HP:https://diversity-watchers.net
・フジヤカメラ(写真提供)
HP:https://www.fujiya-camera.co.jp/
所在地(本店):東京都中野区中野5丁目61−1 1階~2階 タツミビル
(HYAKUYOU編集部)
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