🇨🇳「即戦力な若手中国IT人材を日本へ」・(株)チコウナビ

2024.12.24

(提供:(株)チコウナビ)

近年、世界的にAI関連技術の発展が目覚ましいことに加え、コロナ禍以降、日本ではDXの遅れと必要性が認識されていることから、IT人材の重要性は年々増しています。

総務省が今年(2024年)発表した「令和6年版 情報通信白書」によれば、日本企業がデジタル化を進める上での課題として、最も多く挙げているのが「人材不足(42.1%)」です。
これは米国・中国・ドイツの3か国に比べて、非常に多い結果です。

また、同白書では日本企業について、「特にUI・UXに係るデザイナーやAI・デジタル解析の専門家が他国に比べて少ない点が顕著である」旨が述べられているほか、システム開発の内製化状況についても、「システム開発を自社主導で実施している」と回答した日本企業は、海外企業に比べて非常に低い結果が示されています。

今回インタビューさせていただいた、(株)チコウナビは、そうした日本社会の現状を踏まえて設立された企業です。

同社は、中国IT企業での勤務経験を持つ陳煌偉さん(代表取締役)と日本IT企業でエンジニアとして20年以上勤務している李娟さん(取締役)の2人によって起業されました。

(株)チコウナビでは、中国国内の大学と提携し、学生らに「職場のIT日本語教育」+「ITプログラミング教育」を施した上で、日本国内の企業への就職を支援する事業をおこなっています。

中国国内も就職難にあるところ、日本での就職に関心がある中国の若者たちにとっても価値のある事業となっています。
今回のインタビューでは会社の事業や今後の展望などについてお聞きしました。

 

–−今日はよろしくお願いします。最初に会社の事業ついて教えてください!

日本IT企業への就職を目指す中国人の若者向けに、オンライン学習とキャリア支援を提供しています。

プログラミングや企業の現場で使える日本語を教えるスペシャリストのほか、日本の企業文化などについても指導する講師も外部講師として在籍しています。
そのため、企業側のニーズに合った即戦力人材の育成が可能です。

当社は中国国内の複数の総合大学と連携しており、育成の対象は大学生がメインとなっています。

実際に人材の受け入れが実現した企業からは、「育成のコストを抑えながら、即戦力となる人材を採用できる」といったご好評の声をいただいています。

(提供:(株)チコウナビ)

 

––中国の若者向けの学習・就職支援に加え、彼らの就職先である日本企業とも連携しているんですよね。

各種データに加え、日本IT企業での実務経験なども踏まえ、現在、日本ではIT人材が不足していると感じています。

そのため、私たちは「日本企業の人手不足」という経営課題の解決にも寄与したいと考えていて、来日した中国の若者たちがスムーズに職場に馴染むための連携なども日本企業側と進めています。

 

––起業のきっかけは何だったんでしょうか?

2人とも(陳煌偉さん、李娟さん)、IT業界での勤務経験があり、この業界が転職が多く、常に優秀な人材が求められていることを実感していました。

また、IT技術のニーズは高まっているにも関わらず、まだまだ技術について理解のある人材は少ないのが現状です。
IT業界における人材の重要性を感じるからこそ、人材育成の分野で起業することにしました。

 

––チコウナビさんが考える「IT業界で求められる人材」はどのような人材ですか?

昔はプログラミングができる人材=IT人材でしたが、今は少し違うと思います。

今求められているのは、ITへの知見や技術に加え、お客様としっかりコミュニケーションが取れて、提案ができるような人材であると感じています。
特に日本企業であれば、日本語でコミュニケーションが取れることが採用条件になっている場合がほとんどです。

 

––中国人材の強みについても教えていただけますか?

日本と中国は隣国同士で、同じく漢字を使うなど文化的な近さもあります。
色々と問題が持ち上がることもありますが、両国の関係性は切っても切れないと思っています。

また、中国は日本よりもIT化という面において、発展しており、中国の若者のITリテラシーも高いと感じています。
しかし、中国では国内の経済難等を理由に若者の就職が難しいのが現状です。

他国に比べて、中国は若者の母数も多いことに加え、就職が困難な若者の中には優秀なポテンシャルを持った人材も多くいるため、人材不足を抱える日本社会の現状とマッチしていると言えるのではないでしょうか。

中国人の若者にとっても、日本はアメリカやヨーロッパと違って距離が近いため、安心感があります。
外国人にとって、日本の企業文化には溶け込みにくい側面もあると思いますが、その点は当社のプログラムでカバーしています。

(提供:(株)チコウナビ)

 

––ぜひ今後の展開や目標についても教えて下さい!

私たちが目指しているのは、大学生を中心とした若者を時間をかけて育てて、日本企業で即戦力になるような人材を輩出することです。試験的な運用も含めて、これまでの2年間で数十人の若者への指導をおこなってきました。

この経験から、短期間でスキルアップするためのノウハウ等を蓄積することができたほか、最近では、オンライン学習のプラットフォームなども作成しています。

これらをもとに、今後はより多くの人材育成に力を入れ、事業を拡大していきたいですね。
当社の事業が、日本のIT業界が盛り上がるための要因の一つになればいいと思っています。

(提供:(株)チコウナビ)

 

・株式会社チコウナビ
HP:https://chikounavi.co.jp
所在地:東京都足立区扇2丁目26−4

 

・総務省HP(「令和6年版 情報通信白書」)
HP:https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/r06/html/nd21b210.html

 

 

【HYAKUYOU】編集部

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