多様性の街、鮮やかに彩る 中野で「ダイバーシティフェスタ」開催
国籍・性別・障害越え、多様な人々が交流

2025.12.02



「違い」を認め合い、誰もが自分らしく生きられる街を目指すイベント「中野ダイバーシティフェスタ2025」が30日、東京都中野区の明治大学中野キャンパスで開催された。

イベントは昨年同様、明治大学国際日本学部、国際日本学研究科多文化共生・異文化間教育研究領域と中野区民の任意団体「中野ダイバーシティ・ウォッチャーズ」がプロデュース(「学」と「民」の連携)。

国籍や性別、障害の有無にかかわらず、多様な背景を持つ人々が交流する場として企画され、秋晴れの下、約1200人の来場者(主催者発表)で賑わった。

中野区は、サブカルチャーの聖地として知られる一方で、古くから多くの外国籍住民が暮らすなど、多様な文化が混在する土壌がある。

本フェスタは、区が推進する「多文化共生」と「ユニバーサルデザイン」の街づくりを象徴するイベントとして、今年で4回目の開催となる。

多様な団体が明治大学中野キャンパス1階~6階で出展し、多文化交流や支援、福祉用具の体験ブースなども出展。会場では多様性をテーマにした映画上映、認知症や障害をテーマにした交流や体験が行われた。

(写真提供:フジヤカメラ様)
(写真提供:フジヤカメラ様)


会場では、パラフェンシング日本代表の笹島貴明氏が講師を務めたイベント「パラフェンシングで感じる”多様性”~日本代表選手と体験してみよう~」も開催。笹島氏による講演のほか、模擬試合、パラフェンシング体験会も行われた。

(写真提供:フジヤカメラ様)


今回の取材では「中野ダイバーシティ・ウォッチャーズ」の副代表兼事務局長の大塚桂樹さんへのインタビューも実施。年々規模を拡大するイベントを終えての感想や今後の展望などについて伺った。

−−−

主催者インタビュー:
大塚桂樹さん
(「中野ダイバーシティ・ウォッチャーズ」副代表兼事務局長)


−−今日は素晴らしいイベントお疲れさまでした。年々規模や関係団体が拡大している「中野ダイバーシティフェスタ」ですが、今年の開催を終えての感想はいかがですか?

今年は概ね 1200名弱の方にお越しいただきました。
昨年以上に幅広い層の方が参加してくださった印象です。

とにかく「人のつながり」を強く感じた1日でした。
子どもからシニア、外国人の方、障がいのある方まで、多様な人が自然に混ざり合って楽しんでいる光景に、運営側としても大きな励みをもらいました。

(写真提供:フジヤカメラ様)
(写真提供:フジヤカメラ様)


−−今年は昨年と比較していかがでしたか?ぜひ特色などもあれば教えていただきたいです。

昨年よりも出展数・参加団体が増え、イベント全体が“より開かれた形”になったと思います。
特にウガンダの方が来られたり、ご年配世代のゴスペル、若者が自作の曲を演奏したステージ企画は、国籍や世代を超えて参加できる内容が増え、「誰でも来やすい雰囲気」がさらに強まったと感じています。

(写真提供:フジヤカメラ様)
(写真提供:フジヤカメラ様)


−−最後にぜひ今後の「ダイバーシティフェスタ」の展望についてもお聞かせください!

来年以降はまだまだ未定ですが、個人的には
・地域企業や学校との連携の強化
・子ども向け企画の拡大
などに取り組み、より一層「住んでよかったと思える中野」を形にしていきたいです。
規模を大きくすることも大事ですが、丁寧に多様性を育てていくフェスタにしたいと考えています。


−−−


世代も背景も異なる人々が同じ空間を共有し、笑い合い、学び合う光景は、「中野」という街が持つ包容力そのものだ。
地域の市民、大学、団体が手を取り合う取り組みは着実に広がりつつある。

「丁寧に多様性を育てていきたい」という大塚さんの言葉のとおり、中野のダイバーシティは、派手さだけでなく、日々の積み重ねの先に形づくられていくものだろう。

誰もが暮らしやすい街を目指す挑戦はこれからも続く。
来年、このフェスタがどんな新しい出会いと景色を生み出すのか─。中野の未来に、期待が膨らむ。

・中野ダイバーシティフェスタ
HP:https://diversity-festa.org

フジヤカメラ(写真提供)
HP:https://www.fujiya-camera.co.jp/
所在地(本店):東京都中野区中野5丁目61−1 1階~2階 タツミビル




【HYAKUYOU編集部】

一覧に戻る